神服織機殿神社・神麻続機殿神社(読み)かんはとりはたどのじんじや・かんおみはたどのじんじや

日本歴史地名大系 の解説

神服織機殿神社・神麻続機殿神社
かんはとりはたどのじんじや・かんおみはたどのじんじや

神服織機殿神社は大垣内おおがいと町に、神麻続機殿神社は井口中いぐちなか町にある。古代以来、伊勢神宮内宮(皇大神宮)に奉る神御衣を織る機殿の守護神。祭神は神服織機殿神社が天御桙命・八千千姫命。神麻続機殿神社が天八坂入彦神と伝える。

皇太神宮儀式帳」に、「以十四日(三月)、神服織、神麻続、神部等造奉太神御服供奉時、玉串行事、太神宮司并宇治内人等行事、二月月次駅使告刀同、但神服織織女八人、神麻続織女八人、已上女人明衣著、皆悉玉串給」とあり、神服織・神麻続両機殿それぞれに神部(部民)と織女がいたことが知られる。「延喜式」の神衣祭の条に「服部等造二時神衣機殿祭并雑用料」「麻続等機殿祭并雑用料」が記され、その祝詞に「服織麻続人等、常奉仕和妙荒妙御衣進事申給申」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む