日本歴史地名大系 「福地神社」の解説 福地神社ふくちじんじや 岐阜県:養老郡養老町栗笠村福地神社[現在地名]養老町栗笠集落の西部、金草(かなくさ)川堤沿いに鎮座する。祭神は大物主神。旧村社。貞享四年(一六八七)の洪水などで記録類を流失。由緒は不明であるが、もと現鎮座地より南の小字北村(きたむら)にあり、天明四年(一七八四)現在地に遷座したと伝える。神体は阿弥陀如来の木像であったが、明治一一年(一八七八)直径三寸の円鏡に改められた。当社が鎮座することから、「和名抄」記載の多藝(たぎ)郡八郷の一つ冨上(とみのかみ)郷を「ふがみ」と訓じ、上は土の誤記で福地(ふくつち)がその遺称として同郷を当地あたりに比定する説がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by