日本歴史地名大系 「福島新田村」の解説 福島新田村ふくしましんでんむら 愛知県:岡崎市福島新田村[現在地名]岡崎市天白(てんぱく)町矢作川左岸川付の村。六名(むつな)村の西南に接し、東南に上和田(かみわだ)村、川向いに渡(わたり)村があった。天白神の祀られていたところより、もとは天白と称していた。古くは碧海(あおみ)庄上和田郷に属していたという。現中之郷(なかのごう)町にある浄妙(じようみよう)寺の縁起に、正嘉二年(一二五八)碧海庄上和田郷のうち赤渋(あかしぶ)の地に道場を建立したのが浄妙寺の始まりであったが、その後荒廃したので、天文一五年(一五四六)四月松平広忠より上和田郷のうち天白に寺領を寄付され、家康が伽藍を造営した。 福島新田村ふくじましんでんむら 新潟県:見附市福島新田村[現在地名]見附市福島町柳橋(やなぎばし)新田村の南、東は市野坪(いちのつぼ)村。正保国絵図に福島新田とみえ、村松藩領。福島村とも記す。寛文一〇年(一六七〇)の福島新田村畑方検地帳と同一二年の福島村田方地詰野帳(以上三本直一氏蔵)では畑七町余・田一〇町三反余、名請人一三人のうち居屋敷所持七人。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報