福徳村(読み)ふくとくむら

日本歴史地名大系 「福徳村」の解説

福徳村
ふくとくむら

[現在地名]関町福徳

なかノ川の上流福徳川に沿う台地に位置し、東は萩原はぎわら村に接する。文亀三年(一五〇三)の万松山永明禅寺懺法僧衆帳(瑞光寺蔵)に「福徳ハツ」の名がみえる。文禄検地帳を転記したと思われる伊勢国中御検地高帳に福徳村がみえる。初めはやし(現安芸郡芸濃町)の織田信重領、元和元年(一六一五)から津藩領。「宗国史」によると、寛延(一七四八―五一)頃の家数二八、人数一三二。


福徳村
ふくとくむら

[現在地名]北区福徳町・光音寺こうおんじ

東を中切なかぎり村と接する。「府志」では庄内川矢田やだ川に囲まれて中州になった川中島を大門島といい、この中には西から福徳・中切・成願寺じようがんじの三ヵ村があり、三郷さんごうとよんだが、この三ヵ村は「和名抄」記載の安食あじき(春部郡)の地であるという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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