福成寺村(読み)ふくじようじむら

日本歴史地名大系 「福成寺村」の解説

福成寺村
ふくじようじむら

[現在地名]豊岡市福成寺

野垣のがき村の南、標高五六八メートルの矢次やつぎ山東麓に立地中腹山には村名の由来となった寺院福成寺跡を残す。同寺は文明三年(一四七一)に但馬守護山名氏の九日市ここのかいち留守所を攻めたが敗北した奈佐氏(応仁別記)の外護を失い、浄土真宗に転向後、出石いずし(現出石町)へ移ったと伝える。


福成寺村
ふくじようじむら

[現在地名]東予市福成寺

周桑しゆうそう平野北部大明神だいみようじん川の左岸にあり、大野おおの村の北、実報寺じつぽうじ村の南に位置する。

慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)桑村くわむら郡の項に「福成寺村 日損所、小川有」とみえ、石高は五一〇石四斗七升五合、うち田方三八六石一斗三合、畠方一二四石三斗七升二合とある。江戸時代を通じ松山藩領であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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