福松村(読み)ふくまつむら

日本歴史地名大系 「福松村」の解説

福松村
ふくまつむら

[現在地名]菰野町千草ちくさ

北方朝明あさけ川、南方海蔵かいぞう川の中間の平地に位置する。西方千草村、東南のおか村とは千草三郷として、用水・入会などについて強く結び付いていた。江戸時代、文政五年(一八二二)までは桑名藩領、翌年より武蔵おし(現行田市)藩領、天保一四年(一八四三)以降幕府領信楽しがらき(現滋賀県)代官所支配、安政元年(一八五四)以降再び忍藩領。「五鈴遺響」は、当村について千草村の属邑で、「明暦中ヨリ後ノ所置ナリ、福松ニ煙草ヲ殖テ、四方ニ販ク味佳ナリ、然レトモ多ク産セス、方俗賞スルノミナリ」と記している。

宝永八年(一七一一)の村指出帳(徳川林政史蔵)によれば、家数二三(うち本百姓家持一六・名子水呑七)、人数一〇六(男五〇・女五六)、馬三、牛八。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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