福津(市)(読み)ふくつ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「福津(市)」の意味・わかりやすい解説

福津(市)
ふくつ

福岡県北部にある市。2005年(平成17)宗像(むなかた)郡の福間町(ふくままち)と津屋崎町(つやざきまち)が合併、市制施行して成立。東部は丘陵性山地が広がり、西部は玄界灘(げんかいなだ)に面し、海岸線中央部に渡半島(わたりはんとう)が突出する。南部を西郷(さいごう)川が西流し玄界灘に注ぐ。JR鹿児島本線、国道3号、495号が通じる。福岡市と北九州市の二つの政令指定都市の中間に位置し、通勤・通学に利便な住宅地域となっている。米を中心とした農業が発達、対馬(つしま)海流の影響を受けて冬季も比較的温暖なため、野菜の促成栽培や施設園芸も盛ん。津屋崎漁港、福間漁港があり、漁業も行われている。海岸一帯と宮地嶽(みやじだけ)神社周辺は玄海(げんかい)国定公園に含まれ、白石浜、津屋崎、宮地浜、福間の各海水浴場がある。勝浦(かつうら)から宮司(みやじ)にかけて津屋崎古墳群が広がる。面積52.76平方キロメートル、人口6万7033(2020)。

[編集部]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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