20世紀日本人名事典 「福田信之」の解説
福田 信之
フクダ ノブユキ
- 生年
- 大正9(1920)年10月3日
- 没年
- 平成6(1994)年11月27日
- 出生地
- 香川県高松市
- 学歴〔年〕
- 北海道帝国大学物理学科〔昭和18年〕卒
- 学位〔年〕
- 理学博士
- 経歴
- 米国インディアナ大学、ペンシルベニア大学に留学。理化学研究所仁科研究室を経て、戦後、東京教育大学素粒子論研究室に移り、昭和33年教授。47年理学部長。48年の文部省の筑波山研究・学園都市構想の発表後は同大の筑波移転賛成派のリーダーとして活動。宮島竜興学長とともに“教育大方式”による学園紛争収拾にも力をふるう。この方式は44年成立の大学運営臨時措置法のモデルとなる。文部省筑波大学準備調査委員を務め、48年開学と同時に同大副学長、55年3代目学長に就任、61年までつとめた。のち筑波大学名誉教授。著書に「国際化時代と大学」「筑波大学のビジョン」「21世紀への礎」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報