福羽 逸人(読み)フクバ ハヤト

20世紀日本人名事典の解説

福羽 逸人
フクバ ハヤト

明治・大正期の園芸学者,子爵 宮中顧問官;宮内省新宿御苑内苑局長。



生年
安政3年12月16日(1857年)

没年
大正10(1921)年5月19日

出生地
石見国津和野(島根県津和野町)

旧姓(旧名)
佐々木

学歴〔年〕
学農社農学校卒

学位〔年〕
農学博士〔大正8年〕

主な受賞名〔年〕
勲一等瑞宝章〔大正6年〕

経歴
明治5年国学者福羽美静の養子となる。10年勧農局試験場農場実習生となり、園芸実習と加工製造に従事。山梨でブドウを調査したのち、14年兵庫で播州ブドウ園の責任者となる。19〜22年ブドウ栽培・ブドウ酒醸造法研究のため仏・独に留学。帰国後、内国勧業博覧会審査官、23年農商務省技師、東京農林学校(東大農学部の前身)講師兼任となる。24年宮内省御料局技師、内匠寮勤務、29年宮内省式部官を兼務、貞愛親王のロシア皇帝戴冠式参列に隨行、31年新宿御苑係長、37年同内苑局長、大正3年大膳頭、内匠寮御用掛を経て、6年宮中顧問官。柑橘類の調査やブドウ試験地の開設などにあたり、果樹の袋掛け、蔬菜の促成栽培など画期的な技術に成功し、また福羽いちご(フクバイチゴ)の開発をするなど、近代園芸への基礎を築いた。日本の温室栽培の創始者でもある。フランス語に堪能で、ロシア、イタリアなど皇族の来日には接伴員を務めた。著書に「甲州葡萄栽培」「紀州柑橘録」「蔬菜栽培法」「果樹栽培全書」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典の解説

福羽 逸人 (ふくば はやと)

生年月日:1857年12月16日
明治時代;大正時代の園芸学者。農学博士;子爵
1921年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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