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禿山の一夜

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

禿山の一夜
はげやまのいちや
Ночь на Лысой горе Noch' na Lsoy gore ロシア語
Une nuit sur le mont chauveフランス語

ムソルグスキーが1867年に書いたロシア国民楽派初期における交響詩の代表的傑作。作者の死後リムスキー・コルサコフが改訂して86年にペテルブルグで初演されたこの交響詩は、最初は歌劇『ソロチンスクの市(いち)』(未完)の間奏曲として構想されたもので、劇中「若者の夢」の場に出てくる悪魔の饗宴(きょうえん)を描く。深夜になると闇(やみ)の精霊たちが禿山に集い大宴会を開いて大騒ぎするが、やがて夜明けを告げる村の鐘の音で精霊たちは去り、禿山はいつもと変わらぬ静かな朝を迎えるというもの。この標題に基づいて、ムソルグスキーは悪魔の跳梁(ちょうりょう)を象徴するかのように型破りな和声や多彩なリズムをふんだんに用い、刺激の強い表現を生み出している。[三宅幸夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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