アメリカの女流小説家ウィラ・キャザーの初期長編小説。1918年刊。作家の私と友人ジム・バーデンがネブラスカ州にいたころ、ともに親しく交わったボヘミア娘アントニーアの波瀾(はらん)と不屈の半生を、おりに触れジムが書き留めた原稿によって再現するという形をとる。過酷な自然との闘いに疲れ、希望を失って自殺した父親の後を継ぎ、ネブラスカの大草原の中で不運・不幸を克服し健気(けなげ)に生き続けながら、ついに幸福をつかむ「太古の種族の始祖と同様、豊かな生命の泉」のような主人公の生き方を通して、作者のオプティミスティックな人間観がよく知れる自伝的作品である。
[原川恭一]
『浜田政二郎訳『私のアントニーア』(『世界文学全集第二期16』所収・1956・河出書房)』
新暦の 4月後半から 5月の,梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから,梅雨の晴れ間の意味で,梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれ...