デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「秋山道子」の解説 秋山道子 あきやま-みちこ 大岡昇平の小説「武蔵野夫人」の主人公。武蔵野の一角「はけ」とよばれる土地で,実父の邸に大学教師の夫忠雄とすむ。夫婦仲はしっくりせず,復員してきた従弟の宮地勉(つとむ)とプラトニックな恋愛を経験する。離婚をせまる夫から財産をまもるため,遺言状をかき,睡眠薬をのんで,勉の名をよびながら死んでいく。昭和25年刊行。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例