稗粒腫(読み)はいりゅうしゅ(その他表記)Milium

家庭医学館 「稗粒腫」の解説

はいりゅうしゅ【稗粒腫 Milium】

[どんな病気か]
 成人女性の顔面、とくに眼瞼がんけん)(まぶた)にみられる、直径1mm程度の少し隆起した腫瘍(しゅよう)です。他の皮膚疾患で、皮膚にびらん水疱すいほう)ができた後などに、できることがあります。角質(かくしつ)がたまった小さな袋状の組織が、皮膚表面近くにできているため、白くみえます。
[治療]
 腫瘍は、皮膚の浅いところにあるため、針で小さく切り開き、内部の角質物質をピンセットでつまんで取り出します。

出典 小学館家庭医学館について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「稗粒腫」の意味・わかりやすい解説

稗粒腫
ひりゅうしゅ
milium

眼瞼 (まぶた) ,特に下眼瞼部に散発する粟粒大ぐらいまでの丘疹状皮疹。白黄色でこりこりと硬く,角質を内容とする。胎生期上皮胚の母斑性過誤腫とみなされる。天疱瘡,類天疱瘡,ジューリング疱疹状皮膚炎先天性表皮水疱症,熱傷治癒後などに同様のものが現れることがあり,これを続発性稗粒腫という。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む