稲積島(読み)いなづみじま

日本歴史地名大系 「稲積島」の解説

稲積島
いなづみじま

[現在地名]すさみ町周参見

周参見すさみ湾口に浮ぶ標高七九メートル、面積約四ヘクタールで、神奈備型の小島。全島すだ椎の原生林で覆われて美しく、防風壁の役割も果す。また稲積島暖地性植物群落は国指定天然記念物。島内には漁民の守護神として電隅いなずみ山王弁財天を祀る。かつては電隅島・電陽島とも記され、また島形が牛の眠った姿に似るところから眠牛みんぎゆう島の別称もあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 領主 暴風 食糧

デジタル大辞泉プラス 「稲積島」の解説

稲積島

和歌山県西牟婁郡すさみ町、周参見(すさみ)湾口にある無人島オオタニワタリの自生北限地とされ、島全体が国の天然記念物に指定されている。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

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