穎玄(読み)えいげん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「穎玄」の解説

穎玄 えいげん

1751-1829 江戸時代中期-後期の僧。
宝暦元年生まれ。近江(おうみ)(滋賀県)の浄土真宗本願寺派上品寺(じょうぼんじ)の住職。明和5年ごろ寺再建のため江戸で托鉢(たくはつ)。吉原遊女からも寄進をうけ,梵鐘を新鋳してもどったという。歌舞伎隅田川続俤(すみだがわごにちのおもかげ)」に登場する破戒僧のモデルになったといわれる。文政12年1月24日死去。79歳。近江出身。法名は了海。号は法界坊。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android