究竟一乗宝性論(読み)くきょういちじょうほうしょうろん(その他表記)Ratnagotra-vibhāgo Mahāyānottaratantra-śāstra

精選版 日本国語大辞典 「究竟一乗宝性論」の意味・読み・例文・類語

くきょういちじょうほうしょうろんクキャウイチジョウホウシャウロン【究竟一乗宝性論】

  1. 仏書。四巻。北魏の勒那摩提訳。生あるものには仏の本性が備わっているとする如来蔵思想を組織的に説く代表的な論書。原典は四世紀末~五世紀初め頃インドで成立したものと推定、梵本・チベット語訳も現存。宝性論。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「究竟一乗宝性論」の意味・わかりやすい解説

究竟一乗宝性論
くきょういちじょうほうしょうろん
Ratnagotra-vibhāgo Mahāyānottaratantra-śāstra

仏教の論書。4~5世紀頃の成立。著者に問題があり,サンスクリット原典からは不明で,漢訳では安慧,チベット訳では弥勒韻文の部分を作り無着散文の部分を著わしたとする。内容は,すべての者が仏陀となる性質をそなえているとする,如来蔵思想を組織的に説いたもので,それをサンスクリット本では5章にわたって体系的に述べている。また,唯識説との関連もみられる。

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