空劫(読み)クウコウ

デジタル大辞泉 「空劫」の意味・読み・例文・類語

くう‐こう〔‐コフ〕【空×劫】

仏語四劫しこうの第四。世界が全く壊滅して、次にまた新たに生成の時が始まるまでの長い空無期間

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精選版 日本国語大辞典 「空劫」の意味・読み・例文・類語

くう‐ごう‥ゴフ【空劫】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。世界の起滅にかかわる、成(じょう)・住(じゅう)・壊(え)・空の四劫(しこう)一つ。世界が破滅して、一切が空無の状態のまま続く長い時間で、これが終わると、また成劫(じょうごう)に入り、世界ができあがる、とする。
    1. [初出の実例]「空劫已前の消息なるがゆへに、而今の活計なり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)山水経)

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普及版 字通 「空劫」の読み・字形・画数・意味

【空劫】くうごう

末劫。

字通「空」の項目を見る

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「空劫」の意味・わかりやすい解説

空劫
くうこう

四劫」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の空劫の言及

【劫】より

…〈中劫antara‐kalpa〉といういい方があるが,それは単に劫というのと同じである。〈成劫(じようこう)〉〈住劫(じゆうこう)〉〈壊劫(えこう)〉〈空劫(くうこう)〉は宇宙の生滅の1サイクルを構成するが,それぞれ20中劫からなる。〈大劫〉は成住壊空の1サイクル,すなわち80中劫からなる。…

※「空劫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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