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空洞現象 くうどうげんしょうcavitation

翻訳|cavitation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

空洞現象
くうどうげんしょう
cavitation

高速度の液体の流れにおいては,流速がきわめて大きいところで圧力が著しく低下し (ベルヌーイの定理 ) ,飽和蒸気圧以下になると,蒸気が発生して流れの中に空洞ができる。これを空洞現象またはキャビテーションという。船のスクリューやタービンの翼などは,空洞が発生すると効率が下がる。さらに,空洞が気泡となって下流に流されるとき,流速が遅いところで圧力が再び蒸気圧以上になると,気泡が消滅する。このとき,気泡の周囲の水がぶつかり合う水撃作用によって非常に高い圧力が発生し,これによって物体の壁が浸食されて,はなはだしい場合に壁は多孔質となる。これを空洞浸食という。また液体中の強力な超音波によっても空洞現象は生じる。この場合,液体中の音圧振幅がある値をこえると発生する。この値をキャビテーションしきい値という。

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法則の辞典の解説

空洞現象【cavitation phenomenon】

キャビテーション.地質学では,急流にできた気泡の崩壊による急激な崩壊で生じる摩食,溶食現象をいう.甌穴(おうけつ)などがこの結果生成する.地球物理学では,地震探査などで水中爆発を行わせる際の気泡生成を指している.

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

空洞現象
くうどうげんしょう

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内の空洞現象の言及

【キャビテーション】より

…ポンプや船のプロペラで翼面上を流れる水が加速され,水の静圧が局部的に蒸気圧以下になると,その部分の水が蒸発して水蒸気の気泡が生ずる。この現象をキャビテーション,あるいは空洞現象と呼ぶ。19世紀末イギリスで高速船のプロペラが予想された性能を発揮しなかったことから発見された。…

※「空洞現象」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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