精選版 日本国語大辞典 「穿山甲」の意味・読み・例文・類語
せんざん‐こう ‥カフ【穿山甲】
〘名〙
① 有鱗目センザンコウ科、とくにセンザンコウ属の哺乳類の総称。体長約三〇~八〇センチメートル。尾は太く、長さは体長とほぼ同じ。口先、下腹などを除き、全身褐色の大きな鱗(うろこ)で松毬状におおわれ、鱗の間に剛毛がある。歯はなく、長い舌でアリ、シロアリなどをなめて食べる。前あしの爪は強大。森林にすみ、夜間活動。外敵にあうと体を球状に丸める。アフリカ、中国南部、台湾、インドなどに分布。ありくい。ラーリ(鯪鯉)。石鯉。鯪鯉。
※薬品手引草(1778)「穿山甲(センザンカウ)鯪鯉(れうり)唐薬 細鱗の処佳」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報