窓貝(読み)マドガイ

デジタル大辞泉 「窓貝」の意味・読み・例文・類語

まど‐がい〔‐がひ〕【窓貝】

マドガイ科の二枚貝熱帯浅海の泥底にすむ。殻長8センチくらい。貝殻円形で、右の殻は平らで薄く、白色半透明なので、古くは中国窓ガラスのように用いられた。フィリピンでは風鈴モビールなどの細工物を作る。

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精選版 日本国語大辞典 「窓貝」の意味・読み・例文・類語

まど‐がい ‥がひ【窓貝】

〘名〙 マドガイ科の二枚貝。台湾以南に分布し、浅海の砂底にすむ。殻長約一五センチメートルの円形の貝で、特に一方の殻は平ら。殻表は白色を帯びた半透明で真珠光沢がある。古く中国では、平らな方の殻を窓に用いたのでこの名がある。殻同士がふれるとよい音がするのでのれんや風鈴に加工される。いたがい。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「窓貝」の解説

窓貝 (マドガイ)

学名Placuna placenta
動物。マドガイ科の二枚貝

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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