竈祭(読み)カママツリ

デジタル大辞泉 「竈祭」の意味・読み・例文・類語

かま‐まつり【×竈祭(り)】

かまどの神をまつる神事。古く、朝廷では春と秋に行った。民間では年末に行うところが多い。かまの神祭り。

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精選版 日本国語大辞典 「竈祭」の意味・読み・例文・類語

かま‐まつり【竈祭】

  1. 〘 名詞 〙 かまどの神をはらいきよめてまつること。また、その祭。古く朝廷では春秋などに行なわれていたが、陰陽道仏教民間信仰などが入りまじって時期内容さまざまであり、民間では年末に神職巫女、下級神人などが家々を訪れてまつる。かまのかみまつり。かまどまつり。かまばらい。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「御竈祭 五色薄絁各二尺、倭文一尺」(出典:延喜式(927)二)

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