デジタル大辞泉 「立つ波の」の意味・読み・例文・類語 たつなみ‐の【立つ波の】 [枕]1 波が次々に寄せくる意から、「しくしく」に、また「寄る」と同音の「夜」にかかる。「君は来ず我われは故なく―しくしくわびしかくて来こじとや」〈万・三〇二六〉「秋もなほ天の河原に―よるぞみじかき星合のそら」〈続後撰・秋上〉2 立つ波の音の意から、「音おと」にかかる。「蘆あし分くる程にきにけり―音に聞きてしこや難波潟なにはがた」〈和泉式部集・下〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例