立方格子(読み)リッポウコウシ(その他表記)cubic lattice

日本大百科全書(ニッポニカ) 「立方格子」の意味・わかりやすい解説

立方格子
りっぽうこうし
cubic lattice

結晶構造表現のために、空間格子ブラベ格子に従って分類する型の一つ単純格子ほか多重度2の体心立方格子、多重度4の面心立方格子がある。格子定数にはabcαβγ=90゜の関係があり、格子の形は立方体になる。

[岩本振武 2015年10月20日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「立方格子」の解説

立方格子
リッポウコウシ
cubic lattice

単位胞が立方体であるような空間格子.単純立方格子,体心立方格子,面心立方格子の3種類がある.いろいろな空間格子の基準になる.[別用語参照]ブラベ格子

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android