立籠もる(読み)タテコモル

デジタル大辞泉 「立籠もる」の意味・読み・例文・類語

たて‐こも・る【立(て)籠もる/盾籠もる】

[動ラ五(四)]《「たてごもる」とも》
戸などをしめきって中にこもる。「書斎に―・って執筆する」
城や要塞にこもって敵の攻撃を防ぐ。「城に―・る」
[類語]閉じこもるひきこもる籠もる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「立籠もる」の意味・読み・例文・類語

たて‐こも・る【立籠・楯籠】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ( 「たてごもる」とも )
  2. 戸などをしめきって、室内にこもる。部屋にとじこもる。籠居(ろうきょ)する。
    1. [初出の実例]「ねん仏たゆみなくしてほとけにむかひたてまつりて、たてこもりけるままに」(出典:有明の別(12C後)二)
  3. 城の中にいて敵に対抗する。籠城(ろうじょう)する。
    1. [初出の実例]「美濃前司義綱が謀叛をおこし、近江国甲賀山にたてこもり候ひしを」(出典:保元物語(1220頃か)上)

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