竜宮神社(読み)りゆうぐうじんじや

日本歴史地名大系 「竜宮神社」の解説

竜宮神社
りゆうぐうじんじや

[現在地名]小樽稲穂三丁目

旧郷社。祭神は底津和田都美神・中底津和田都美神・上底津和田都美神・豊受姫命・大物主命・大毘古命・桓武天皇江差の竜宮教会が海の幸、船の安全など、海の神としての信仰を集めており、明治一五年(一八八二)その分所が小樽に置かれたという。初代宮司本間豊雄は山形県出身で、同家は崇神天皇の四道将軍の一人大毘古命の子孫という伝承をもつ。稲穂いなほ町一帯を所有していた榎本武揚が明治九年に記したという「北海鎮護」の額がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報