笠に着る(読み)カサニキル

デジタル大辞泉 「笠に着る」の意味・読み・例文・類語

かさに◦

権勢のある後援者などを頼みにしたり、自分に保障されている地位を利用したりしていばる。また、自分の施した恩徳をいいことにして勝手なことをする。「権力を―◦着る」
[補説]「かさに懸かる」との混同で、「嵩に着る」と書くのは誤り。
[類語]脅かす脅す脅しつけるおびやかす凄む凄みを利かせるかさに懸かる示威威圧威嚇脅迫恫喝

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 天子 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「笠に着る」の意味・読み・例文・類語

かさ【笠】 に 着(き)

  1. 権勢のある者をたのんで威張る。また、自分の側の権威を利用して他人圧力を加える。
    1. [初出の実例]「天子の御威光をかさに衣(キ)て」(出典:中華若木詩抄(1520頃)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む