日本歴史地名大系 「笠沙町」の解説 笠沙町かささちよう 鹿児島県:川辺郡笠沙町面積:三九・八八平方キロ(境界未定)加世田市と枕崎市によって東西に分断された川辺郡の西側北西端に位置する。薩摩半島の南西端、北西に延びる野間(のま)半島の大部分を占める。東は大浦(おおうら)町、南の一部は坊津(ぼうのつ)町に接し、南・西・北は東シナ海に面する。中央部西寄りに標高五九一・一メートルの野間岳がある。半島はリアス海岸に囲まれ、海岸線に沿った断崖上を加世田・大浦方面と坊津・枕崎方面を結ぶ国道二二六号が走る。南西のはるか海上に宇治(うじ)群島と草垣(くさがき)群島がある。リアス海岸から急傾斜で山地へ上がる地形のため遺跡は少ない。そのなかで割合に遺跡が集中しているのは笠石(かさいし)川・清水(しみず)川流域の北の海岸側であるが、いずれも流域面積は狭い。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by