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第三ローマ論 だいさんローマろん

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世界大百科事典 第2版の解説

だいさんローマろん【第三ローマ論】

16世紀初頭におけるロシアの政治理論。モスクワを人類史上最後のキリスト教世界帝国の首都とするもので,プスコフの僧フィロフェイワシーリー3世らモスクワ大公にあてた書簡のなかで表明された。彼によれば,ローマ帝国ビザンティン帝国(〈二つのローマ〉)は〈真の信仰〉から逸脱したために滅亡したが,モスクワはその後継国家として,世界を終末のときに至るまで支配する,という。この思想は,聖職者としての立場から表明されたものであり,これをただちにモスクワ国家当局の世界支配への野望ととることはできない。

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世界大百科事典内の第三ローマ論の言及

【ローマ理念】より

…この後1472年最後のビザンティン皇帝の姪を娶ったモスクワ大公イワン3世は,外国に対してツァーリ(カエサル)の称号を用い始め,その子ワシーリー3世の時代には〈二つのローマは滅んだが,今や第三のローマがある。第四のローマはありえない〉とされた(第三ローマ論)。 一方,中世ラテン世界においては,普遍的秩序の象徴としてのローマ理念を担ったのはむしろローマ教皇であったが,フランクへのローマ帝国の委譲とみなされたカール大帝(シャルルマーニュ)の帝国や神聖ローマ帝国の建国もまた,実態はともあれ普遍的支配への主張であった。…

※「第三ローマ論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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