筆を擱く(読み)フデヲオク

デジタル大辞泉 「筆を擱く」の意味・読み・例文・類語

ふで・く

文章を書きおえる。擱筆かくひつする。「長期連載した小説の―・く」
[補説]この意味で「筆を置く」と書くのは誤り。
[類語]書き上げる書き納める筆を折る筆を断つ擱筆断筆絶筆

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精選版 日本国語大辞典 「筆を擱く」の意味・読み・例文・類語

ふで【筆】 を 擱(お)

  1. 文章を書き終える。また、書くのをやめる。筆を擱(さしお)く。
    1. [初出の実例]「旋て筆を擱いて、こそこそと巻収めて」(出典:多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前)

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