筒石村(読み)つづいしむら

日本歴史地名大系 「筒石村」の解説

筒石村
つづいしむら

[現在地名]能生町筒石

北陸道に沿い、南東徳合とくあい村、西は藤崎とうざき村に続く。北は日本海で、南のじようヶ峰・戸神平とがみだいら山地が海に迫り、平地は少ない。河岸斜面や海岸近くでは度々地滑りに悩まされ、そのため現在も国鉄北陸本線は長いトンネルで抜け、筒石駅も地下駅となっている。正保国絵図に高一一石余、延宝七年(一六七九)の越州四郡高帳では高五六石三斗余とある。天和三年(一六八三)検地帳(宝昌寺旧蔵)では、田方は下田の三四歩のみで、畑方一〇町六反五畝余、田畑屋敷色高合二四石九斗余、新田として田方四反九畝余・畑方九町二反六畝余、高三七石三斗余とあり、うち二石七斗余は「御菜高御赦免」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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