箕地峠(読み)みのちとうげ

日本歴史地名大系 「箕地峠」の解説

箕地峠
みのちとうげ

御津町下田(しもだ)と建部(たけべ)町西原(にしばら)を結ぶ旧津山往来の峠で、現在はJR津山線のトンネルが通っている。箕地山は中世以来宇甘(うかい)郷四ヵ村(宇甘上・下田・菅・金川)の入会の草山であったが、元和二年(一六一六)草山の少ない建部郷(現建部町)の農民が無断で入込んで刈取ったことから争論が起こり、次いで寛永一一年(一六三四)、享保二年(一七一七)にも両者の間で境界をめぐる争論が起こっている。この争論は享保三年三月に岡山藩郡奉行今枝忠左衛門らの立会いのうえで、草山の豊富な宇甘郷四ヵ村が建部郷五ヵ村(中田・宮地・市場・新町・西原)に箕地山のうち「かわ谷」から「一本松」の間で刈らせることを認め落着している(海野文書・江田文書)。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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