管弦祭(読み)かんげんさい

精選版 日本国語大辞典 「管弦祭」の意味・読み・例文・類語

かんげん‐さいクヮンゲン‥【管弦祭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 京都嵯峨の嵐山の下を流れる大堰川で、五月の第三日曜日に行なう車折(くるまざき)神社の祭礼神輿(みこし)が御座船で大堰川を船遊びし、龍頭(りゅうとう)鷁首(げきす)の船や、詩歌管弦謡曲、茶、花、書画舞踊などの船が供をして川の上を練り渡り、御座船、流扇船に献じられた多数の扇を川に流す。三船祭。《 季語・夏 》
  3. 広島県宮島町の厳島神社で陰暦六月一七日の夜に行なう祭礼。神輿を船に安置し、海上で管弦を吹奏して神霊を慰める神事が行なわれる。おかげん祭。《 季語・夏 》

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