節序(読み)せつじょ

精選版 日本国語大辞典 「節序」の意味・読み・例文・類語

せつ‐じょ【節序】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 順序次第。ついで。
  3. 季節のうつりかわってゆく次第。季節のついで。
    1. [初出の実例]「節序風光全就暖、河陽雨気更生寒」(出典凌雲集(814)和左大将軍藤冬嗣河陽作〈嵯峨天皇〉)
    2. 「それぞれ春夏秋冬の節序(セツジョ)と云ふものも立って」(出典:東京学(1909)〈石川天崖〉一八)
    3. [その他の文献]〔杜甫‐庭草詩〕
  4. 秩序
    1. [初出の実例]「若し之を合奏して金石糸竹相和するの妙を致さしめんと欲せば他に人ありて之が節序を整へざるべからず」(出典:真理一斑(1884)〈植村正久〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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