治道(読み)チドウ

デジタル大辞泉 「治道」の意味・読み・例文・類語

ち‐どう〔‐ダウ〕【治道】

政治のしかた。国を治める道。
伎楽面の一。行列の露払い的な役目をもつもの。伝存する面のうち最も鼻が高い。

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精選版 日本国語大辞典 「治道」の意味・読み・例文・類語

ち‐どう‥ダウ【治道】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 国を治める方法。政治のとりかた。治術
    1. [初出の実例]「文道武道は治道(チダウ)経緯とは云ふとも、文道殊に枢要ならめ」(出典信長記(1622)一五下)
    2. 「而不三レ能与民同好悪。於治道何益」(出典:童子問(1707)中)
    3. [その他の文献]〔礼記‐楽記〕
  3. 伎楽の面の一つ。伝存する伎楽面のうち最も鼻が高い。
    1. 治道<b>②</b>〈奈良県法隆寺〉
      治道〈奈良県法隆寺〉
    2. [初出の実例]「伎楽壱拾壱具〈略〉治道弐面 衣服具」(出典:法隆寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年(747)二月一一日)

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普及版 字通 「治道」の読み・字形・画数・意味

【治道】ちどう(だう)

政治のしかた。世を治める道。〔史記、文帝紀〕上(しやう)曰く、古の天下を治むるや、(廷)に善の旌、誹謗(ひばう)の木(投書箱り。治じ、諫むるを來(きた)す以(ゆゑん)なり。

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