篠田芥津(読み)しのだ かいしん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「篠田芥津」の解説

篠田芥津 しのだ-かいしん

1827-1902 幕末-明治時代篆刻(てんこく)家。
文政10年生まれ。美濃(みの)(岐阜県)の人。40歳のころ江戸にでて篆刻の技をみがく。のち京都にすみ,中国篆刻の浙派(せつぱ)の新風導入晩年,諸名家の印章をあつめた「一日六時恒吉祥草堂印譜」をつくった。明治35年12月8日死去。76歳。名は徳。字(あざな)は直心。

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朝日日本歴史人物事典 「篠田芥津」の解説

篠田芥津

没年:明治35.12.8(1902)
生年:文政10(1827)
幕末明治期の篆刻家。名は徳,字は直心。芥津は号。美濃(岐阜県)の人。中年江戸に出で,晩年京都に住す。中国・清代の浙派の印譜を得て心酔し,大いにその印風を鼓吹し,明治の印壇に新風を取り入れた先覚者のひとりである。

(北川博邦)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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