米山俊直(読み)よねやまとしなお

百科事典マイペディア 「米山俊直」の意味・わかりやすい解説

米山俊直【よねやまとしなお】

文化人類学者。奈良県生れ。三重大学農学部卒業後,甲南大学文学部助教授,京都大学教養部助教授,教授,放送大学教授,1997年大手前女子大学学長,2003年国際京都学協会理事長。日本やアフリカ農耕社会,牧畜社会の研究に業績を残したほか,京都の祇園祭や大阪の天神祭視野に入れ,〈京都学〉を提唱した。主著に《集団生態》《祇園祭 都市人類学ことはじめ》《日本人の仲間意識》《同時代の人類学》《アフリカ学への招待》《都市と祭りの人類学》《小盆地宇宙と日本文化》などがある。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「米山俊直」の解説

米山俊直 よねやま-としなお

1930-2006 昭和後期-平成時代の文化人類学者。
昭和5年9月29日生まれ。甲南大助教授をへて,昭和56年京大教授となる。のち放送大教授,大手前女子大学長。日本各地の生活や文化,アフリカの農耕社会などを調査。平成18年3月9日死去。75歳。奈良県出身。三重大卒。著作に「日本のむらの百年」「都市と祭りの人類学」「アフリカ農耕民の世界観」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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