共同通信ニュース用語解説 「米貿易促進権限法案」の解説
米貿易促進権限(TPA)法案
米議会が持っている通商交渉の権限を大統領に一任するための法案。成立すると、議会は政府が他国と合意した通商協定を一括で承認するかどうかだけを決め、内容の修正はできなくなる。特定の業界団体の意向を受けた議員の反対で内容の一部が覆され、合意全体がほごになるのを防ぐ。政府は交渉がやりやすくなるので、環太平洋連携協定(TPP)などの大型の通商交渉に欠かせない。最近では、ブッシュ前大統領が権限を一任されたが、2007年7月に失効した。(ワシントン共同)
更新日:
出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報