粒餡(読み)ツブアン

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「粒餡」の意味・読み・例文・類語

つぶ‐あん【粒餡】

  1. 〘 名詞 〙 小豆(あずき)の粒をつぶさないで作った餡。また、つぶしただけで、こさない餡。つぶしあん

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「粒餡」の解説

つぶあん【粒餡】

あずきをやわらかく煮て砂糖を加え、粒をつぶさずに作ったあん。あずき以外の豆で作ったものをいうこともある。◇豆をほとんどつぶさずに作るには、あずきを煮て水を切り、砂糖と水を加えて煮くずれないように煮含めたあと、砂糖みつと豆を分けてみつだけを煮詰め、豆を戻して静かに煮上げる。しかし多くの場合、あずきを煮て水を切ったあと、砂糖を加えて火にかけて作る。こうした場合、粒の残り具合によって粒あんとつぶしあんに明確な区別をつけにくく、実際には両者をあいまいに用いることも多い。小倉あんも同様に、粒あん・つぶしあんと明確に区別せず、あいまいに用いることも多いが、特に粒をほとんどつぶさずに作る製法の粒あんをいうこともある。⇒つぶしあん小倉あんこしあん

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android