糖性アミノ酸(読み)とうせいアミノさん(その他表記)glycogenic amino acid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「糖性アミノ酸」の意味・わかりやすい解説

糖性アミノ酸
とうせいアミノさん
glycogenic amino acid

糖原性アミノ酸ともいう。代謝の経路が最終的に糖代謝経路に合流するアミノ酸の一群をいう。アラニンセリングリシンプロリンメチオニンシステイングルタミン酸アスパラギン酸トレオニン,バリン,ヒスチジンなどがある。アミノ酸にはこのほか,脂質代謝経路に合流するケト原性アミノ酸があるが,多くのアミノ酸は主として糖原性である。また,糖原性であるとともにケト原性のものもある (フェニルアラニンチロシントリプトファンイソロイシン) 。糖性アミノ酸は糖質あるいはその代謝中間物から生体内で合成されるので,糖質への転換もその逆の過程を経る。さらにグルコースを経て脂質にまで転換される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む