糠塚町
ぬかづかまち
[現在地名]会津若松市大町二丁目・駅前町
大町の北端から西の一帯に数条の通りがあって、すべて糠塚と称した。北西は西黒川の赤岡分の田圃である。もとは原組赤井村に糠塚という所があり、蒲生氏時代に新田を開いて足軽を住まわせたが、ほどなくこの地に移転し糠塚町と称したという。足軽や同心の住居があった。大町の末から西へ折れ北へ通るのが米沢街道の裏街道に出る通りで通丁といい、南北二町三〇間余・幅一間、家数五六。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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