紀伝博士(読み)キデンハカセ

デジタル大辞泉 「紀伝博士」の意味・読み・例文・類語

きでん‐はかせ【紀伝博士】

大学寮紀伝道を教えた博士

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精選版 日本国語大辞典 「紀伝博士」の意味・読み・例文・類語

きでん‐はかせ【紀伝博士】

  1. 〘 名詞 〙 大学寮で、文章生などに紀伝道のうち史記、漢書などの史書を教えた博士。大同三年(八〇八)に、文章博士と別に置かれた。正七位下に相当。その後承和元年(八三四)に、再び文章博士に復し停められた。また、後世論義講書などにみえるものはその場かぎりの形式的な名称である。
    1. [初出の実例]「紀伝博士一員、左右大臣宣、奉勅」(出典類聚三代格‐四・大同三年(808)二月四日)

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