紀小弓(読み)きのおゆみ

精選版 日本国語大辞典 「紀小弓」の意味・読み・例文・類語

き‐の‐おゆみ【紀小弓】

  1. 大和時代武将。大磐(おおいわ)の父。雄略天皇のとき、蘇我韓子(からこ)大伴談(かたり)、小鹿火(おかひ)などとともに渡海して新羅(しらぎ)を討ったが、反撃されて敗れ、病死。生没年未詳。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「紀小弓」の解説

紀小弓 きの-おゆみ

?-? 5世紀後半の武人
紀大磐(おいわ)の父。雄略天皇9年蘇我韓子(そがの-からこ)らとともに新羅(しらぎ)(朝鮮)遠征の命をうけ,天皇から後妻としてあたえられた吉備上道大海(きびのかみつみちの-おおあま)をともなって出陣したが,陣中で病死した。帰国した大海は,天皇から和泉(いずみ)(大阪府)田身輪邑(たむわのむら)に墓所をおくられた。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android