日本大百科全書(ニッポニカ) 「紀尾井町」の意味・わかりやすい解説 紀尾井町きおいちょう 東京都千代田区南西部にある地区。外堀内の要地にあり、江戸時代に紀伊、尾張(おわり)、井伊家の各屋敷があった。明治になり、この3家の1字ずつをとって町名とした。清水谷(しみずだに)公園に下りる紀尾井坂で、1878年(明治11)大久保利通(としみち)が暗殺された。現在はホテルニューオータニ、上智大学(じょうちだいがく)などがあり、かつては赤坂プリンスホテル(旧、李(り)王家邸跡。2007年グランドプリンスホテル赤坂に改称)があった。外堀の一部は弁慶(べんけい)堀として残り、付近は風致地区となっている。[沢田 清] 上智大学 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「紀尾井町」の意味・わかりやすい解説 紀尾井町きおいちょう 東京都千代田区西端の地区。江戸時代,ここに徳川御三家のうち紀伊,尾張の両家と井伊家の屋敷があったため,明治になって三家の1字ずつをとってこの町名となった。 JR四谷駅の南東にあたり,外堀の名残りをとどめるほか,清水谷公園,上智大学,ホテルなどがある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by