試楽(読み)シガク

デジタル大辞泉 「試楽」の意味・読み・例文・類語

し‐がく【試楽】

公事くじ賀茂神社石清水八幡宮祭礼などに行われる舞楽予行演習。特に平安時代賀茂石清水臨時祭の2日前に、清涼殿前庭で東遊あずまあそび神楽天覧に供する宮廷行事をいう。

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精選版 日本国語大辞典 「試楽」の意味・読み・例文・類語

し‐がく【試楽】

  1. 〘 名詞 〙 ( ためし試みる楽の意 ) 平安時代に楽舞の公式演奏の予行演習として行なう楽。石清水八幡宮や賀茂神社などの臨時祭の二日前に、宮中の清涼殿前庭で、東遊(あずまあそび)と神楽を天覧に供する行事をさすことが多い。
    1. [初出の実例]「左右相撲司試楽」(出典:九暦‐九暦抄・天徳三年(959)七月二六日)
    2. 「十日の日になりぬ。ここにて、しがくのやうなることする」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)

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