納屋蔵町(読み)なやくらまち

日本歴史地名大系 「納屋蔵町」の解説

納屋蔵町
なやくらまち

[現在地名]四日市市くら町・しん町・はま町・北納屋きたなや町・中納屋なかなや

納屋本なやほん町、また蔵町ともいう。四日市町の東海岸付近に位置する。東海道の往還四辻から東へたて町・なか町・浜町を経てここまで東西の道が通ずる。西は思案しあん橋を渡って浜町。北は北納屋町、南は中納屋町。当町を中心として南北に広がる地域には、四日市町の商人・廻船関係の蔵・納屋が立並んでいた。旧版「四日市市史」によれば、この地は寛永年間(一六二四―四四)までは洲浜であり、わずかの納屋が点在するのみであったが、寛文年間(一六六一―七三)頃、前記道路が通じて以降発展したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android