素紙子(読み)スカミコ

デジタル大辞泉 「素紙子」の意味・読み・例文・類語

す‐かみこ【素紙子】

《「すがみこ」とも》柿渋を引かないで作った安価な紙子 冬》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「素紙子」の意味・読み・例文・類語

す‐かみこ【素紙子】

〘名〙 (「すがみこ」とも) 柿渋をひかないで作った白い地の紙子。安価なところから貧乏人が用いた。白紙子。《季・冬》
仮名草子東海道名所記(1659‐61頃)一「後には不忠不孝不義の名を取り、一跡をほつきあげて、す紙子(ガミコ)一重帷子(かたびら)一枚てつるてん独身(ひとりみ)となる」

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