紫蓋(読み)しがい

精選版 日本国語大辞典 「紫蓋」の意味・読み・例文・類語

し‐がい【紫蓋】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. 紫色のきぬがさ。特に天子の車の蓋。〔色葉字類抄(1177‐81)〕 〔顔延之‐宋文帝元后哀策文〕
    2. 高い山の様子をたとえていう。
      1. [初出の実例]「紫蓋の嶺の嵐疎かにして、雲七百里の外に収まる〈藤原惟成〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)下)
  2. [ 2 ] 星の名。帝王の出る瑞祥とされる。〔宋書‐符瑞志上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む