細川氏春(読み)ほそかわ うじはる

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

細川氏春 ほそかわ-うじはる

?-1387 南北朝時代の武将。
細川師氏(もろうじ)の子。淡路(あわじ)守護。南朝にくだった従兄弟(いとこ)細川清氏(きようじ)とともに讃岐(さぬき)にわたり細川頼之(よりゆき)とたたかうが,清氏敗死後,幕府に帰順。応安6=文中2年河内(かわち)の南朝方を攻撃し,長慶天皇の天野行宮(あまのあんぐう)をおとしいれた。嘉慶(かきょう)元=元中4年10月19日死去。幼名は法師丸。通称は彦四郎

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朝日日本歴史人物事典の解説

細川氏春

没年:嘉慶1/元中4.10.19(1387.11.30)
生年:生年不詳
南北朝時代の武将。幼名法師丸。通称彦四郎。兵部少輔,左衛門佐。細川頼春の弟師氏の子。貞和4/正平3(1348)年,父の死により淡路守護家を継ぐ。貞治1/正平17年細川清氏が南朝に寝返って幕府に反すると行動を共にし讃岐に渡り,細川頼之と白峰に戦って没落,のち幕府に下り,応安1/正平23年の将軍足利義満元服では補佐を務め,同6年河内南軍追討には大将に起用され,南河内平定を果たした。康暦1/天授5(1379)年の政変には頼之と共に分国に没落したが,翌年末,淡路守護に復した。守護在職40年は記録的な長さ。

(森田恭二)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

世界大百科事典内の細川氏春の言及

【淡路国】より

…旧国名。淡州。現在の兵庫県南部の淡路島。
【古代】
 南海道に属する下国(《延喜式》)。《古事記》は淡道,《日本書紀》は淡路と書く。阿波(粟)国へ行く道の意味であろう。瀬戸内海交通上の要地でもある。記紀の国生み神話では,ほとんどの所伝が第一に淡路島が生まれたとする。また反正天皇が淡路で生まれたこと,淡路出身の和知都美(わちつみ)命の女が孝霊天皇の妃となったこと,仲哀天皇のとき淡路屯倉(みやけ)を定めたこと,履中,允恭両天皇が淡路で狩りをしたことなどが見える。…

※「細川氏春」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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