細川氏春(読み)ほそかわ うじはる

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「細川氏春」の解説

細川氏春 ほそかわ-うじはる

?-1387 南北朝時代の武将
細川師氏(もろうじ)の子。淡路(あわじ)守護。南朝にくだった従兄弟(いとこ)細川清氏(きようじ)とともに讃岐(さぬき)にわたり細川頼之(よりゆき)とたたかうが,清氏敗死後,幕府帰順。応安6=文中2年河内(かわち)の南朝方を攻撃し,長慶天皇の天野行宮(あまのあんぐう)をおとしいれた。嘉慶(かきょう)元=元中4年10月19日死去。幼名は法師丸。通称彦四郎

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の細川氏春の言及

【淡路国】より

…旧国名。淡州。現在の兵庫県南部の淡路島。
【古代】
 南海道に属する下国(《延喜式》)。《古事記》は淡道,《日本書紀》は淡路と書く。阿波(粟)国へ行く道の意味であろう。瀬戸内海交通上の要地でもある。記紀の国生み神話では,ほとんどの所伝が第一に淡路島が生まれたとする。また反正天皇が淡路で生まれたこと,淡路出身の和知都美(わちつみ)命の女が孝霊天皇の妃となったこと,仲哀天皇のとき淡路屯倉(みやけ)を定めたこと,履中,允恭両天皇が淡路で狩りをしたことなどが見える。…

※「細川氏春」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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