帰順(読み)きじゅん

精選版 日本国語大辞典 「帰順」の意味・読み・例文・類語

き‐じゅん【帰順】

〘名〙 反逆の心をあらためて服従すること。帰服
続日本紀‐天平九年(737)四月戊午「重有帰順語仍共平章」
西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二「墺、魯の二帝は辞を卑して和を乞ひ仏蘭西新帝に帰順して唯命是従ふのみ」 〔杜甫‐贈李八秘書別三十韻詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「帰順」の意味・読み・例文・類語

き‐じゅん【帰順】

[名](スル)反逆や抵抗をやめて服従すること。帰服。「武器を捨てて帰順する」
[類語]陥落落城敗走潰走帰服屈従服従忍従降伏降参投降負けるギブアップかぶとを脱ぐシャッポを脱ぐ敗れる敗戦負け戦敗北敗退完敗惨敗大敗惜敗やられる土がつく一敗地にまみれる屈するふくする屈服ひざを屈するひざをかがめる軍門に降る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「帰順」の読み・字形・画数・意味

【帰順】きじゆん

反逆者が改心して服従する。〔宋書、文九王、南平穆王鑠伝〕州刺魯爽び弟秀等、部曲ゐて、鑠に詣(いた)りて歸順す。

字通「帰」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android