帰順(読み)キジュン

デジタル大辞泉 「帰順」の意味・読み・例文・類語

き‐じゅん【帰順】

[名](スル)反逆抵抗をやめて服従すること。帰服。「武器を捨てて帰順する」
[類語]陥落落城敗走潰走帰服屈従服従忍従降伏降参投降負けるギブアップかぶとを脱ぐシャッポを脱ぐ敗れる敗戦負け戦敗北敗退完敗惨敗大敗惜敗やられる土がつく一敗地にまみれる屈するふくする屈服ひざを屈するひざをかがめる軍門に降る

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精選版 日本国語大辞典 「帰順」の意味・読み・例文・類語

き‐じゅん【帰順】

  1. 〘 名詞 〙 反逆の心をあらためて服従すること。帰服。
    1. [初出の実例]「重有帰順語仍共平章」(出典続日本紀‐天平九年(737)四月戊午)
    2. 「墺、魯の二帝は辞を卑して和を乞ひ仏蘭西の新帝に帰順して唯命是従ふのみ」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二)
    3. [その他の文献]〔杜甫‐贈李八秘書別三十韻詩〕

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普及版 字通 「帰順」の読み・字形・画数・意味

【帰順】きじゆん

反逆者が改心して服従する。〔宋書、文九王、南平穆王鑠伝〕州刺魯爽び弟秀等、部曲ゐて、鑠に詣(いた)りて歸順す。

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