経塚山遺跡(読み)きようづかやまいせき

日本歴史地名大系 「経塚山遺跡」の解説

経塚山遺跡
きようづかやまいせき

[現在地名]三条市如法寺 御蔵屋敷

標高七二メートル、平野との比高五八メートルの通称経塚山の尾根にあり、平面の少ない大起伏状丘陵の傾斜地に位置する。水道用調整池の造成に伴い、平成元年(一九八九) に三条市教育委員会が緊急発掘調査を実施し、急峻な丘陵の尾根斜面に、弥生時代後期後半の高地性環壕集落があることが判明した。しかし、遺構は調査地区外にも分布するため、遺跡の全体像は不明。遺跡は典型的な高地性集落の形態をとり、傾斜地の竪穴住居跡は斜面側の床面が欠落崩壊していた。高地性集落の住居跡によくみられる状況である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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